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★ 「自分が」どうするのか、どうしたいのかを整理します。

迷いながらも心の豊かさを追求する

最近、久しぶりに本を買って読んだ。

 

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

 

 群れさんの本を読んでいると

どんでん返し、ドロドロした展開や

大きな感動はないものの

ほのぼのと穏やかに

クスっと笑えるぐらいのユーモアがあって

主人公と一緒に「そうだよね」っと
気持ちを共有しているような感覚になる。

 

「れんげ荘」の内容はこんな感じ。

 

キョウコさんは
有名広告代理店を四十五歳で退職して
実家から離れ
都内の安くて古いアパート(共同トイレとシャワー)
「れんげ荘」で一人暮らしをする。

 

さらに
月10万円で生活をして、もう働かないと決めている。

 

1日のスケジュールと言えば
図書館へ行く。喫茶店でコーヒーを飲む。
公園を散歩する。本を読む。
時々、キャラクターの強いアパートの住人との交流があるだけ。

最低限必要なモノだけを持って隠居生活。

 

思い切った決断をしたが
サバサバと開き直っていない。

現実的なことばかり頭に浮かび
これで良かったのだろうか。
選択を誤ったのではないか。と不安に襲われる時もある。

 

それでも
小さな幸せや温かさを感じることで
気持ちが落ち着き、迷いを振りきっている。

キョウコさんの親友は
既婚者で(離婚を考え中)彼女の「10万円生活」の選択に
理解を示し尊重している。

彼女が「このアパートで住む意味があるのか」と
弱音を吐けば友達は

 

「変に意味づけしようとするから、あれこれ悩むのよ。
ほら、昔からいうじゃないの。ヘタの考え休むに似たりって」と返してくれる。

 

物語の最後では

遊びに来た姪っ子から
「私、ここ好きだよ。うまくいえないけど。住んでるって感じがする」

と、言われたキョウコさんの気持で締めくられる。

「年齢など関係なく、自分を理解してくれる人が増えたようでうれしい。」

 

感想。

 

世間体を主語にして意見を言う人もいるだろうが

 

私は
このような生き方は羨ましいと思う。

 

世の中
100%保障されている生活はないのだし

一度きりの人生。

自分の心が豊かになる日常を追求しても良いのではないだろうか。

ただ

自分だったら?と考えた時

そのカタチは、別にあるだろうと思っている。

自分に見合ったカタチが。


この本には続編があるので読みたい。

 

働かないの―れんげ荘物語 (ハルキ文庫)

働かないの―れんげ荘物語 (ハルキ文庫)

 

 

48歳になったキョウコさん。

まだまだ
ウダウダした気持ちと一緒に10万円生活をおくっているだろう。

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